入院施設を完備している病院の場合、看護師は外来勤務か病棟勤務に分けられている場合があります。

まず外来勤務とは、病院が始まる業務開始時間の日中から夕方などの、病院が定める勤務終了時間までの間に外来で働く看護師のことです。患者さんに対して医師が診察時する時にフォローをしたり、血液検査の採血をしたりするなど、様々な業務をこなさなければなりません。また、夜勤に対して日勤の看護師の勤務時間は、世の中の多くの人たちが勤務する時間帯とさほどかわらないので、子供の保育園や学童保育施設へ、他の保護者と同じように迎えにいくことができるのです。

しかし、その逆が夜勤の看護師です。夕方から日勤の看護師が出勤してくる翌日の朝まで病棟に入院している患者さんを巡回し、寝ている患者さんが急変していないかチェックをしたり、一人で排泄できない人に対して排泄補助やその際に周囲を起こさないよう、集中しなければならなりません。その他にも、点滴の補助や患者さんを起こして薬を服用させたり、急変に対して医師への連絡や適切で素早い処置するなど、その役割はとても重要となります。

また、日勤に対して夜勤では人数が少なく生活サイクルが不規則になりがちですが、病院など各施設では仮眠をする時間を設けている場合もあります。夜勤の看護師には夜勤手当が支給されたりと日勤の看護師よりも給料面で優遇される場合がほとんどであり、また、夜勤や交代制勤務に対してのガイドラインを看護師協会が設けるなど、働き方に対して手厚いフォローがなされています。

給与が良いことや個々の働き方の多能化に伴い、看護師の夜勤バイトを募集している施設もあり、働き方はかわりつつあるのです。